現場の中枢を担う管理職、特に若手の人材に対して、自己の仕事に対する意識を再確認して貰うことで結果的にモチベーションの向上に繋がって欲しいという思いから「コンピテンシー」をテーマにした研修を行って頂いたのですが、これほどまでに業務の中の「見えている現象」に違いがあるとは正直驚きでした。具体的には、職責の違いにより、アンテナの高さ(感じるところ)にバラつきがあるだろうと予想はしておりましたが、職責よりも個人によるバラつきの方が大きかった。同時に「伝えることの難しさ」を実感しました。
日頃からの仕事への取り組み方、特に何を意識して仕事をしているかを書くことによって振り返りができたのではないでしょうか。
正直思っていたよりも意識の低さにショックを受けたことも事実です。ショックというのは私がスタッフのことを解っていなかったことを含めてです。
今回は前述の通り「管理職のモチベーション向上」をひとつの目的として研修を行った訳ですが、結果的には本来の目的以外にも多くの収穫がありましたし、何よりも私自身を客観的に評価・分析するきっかけができ、これは非常に貴重な経験をさせて頂く事ができたと思っております。
研修を振り返ってみると、講師の先生よりも研修に参加した社員の方から活発に意見が出ていたという点も印象に残りました。これは、講師の先生が社員の考えを適切に引き出し「聞き手」に徹する事で、自分達自らで問題提議し、また解決の為にどんな行動を起こせば良いのかという発見の場を与えていただいたのだと実感しました。
話かたやちょっとした雰囲気の作り方など、上司という立場の人間にとっては色々な面でとても参考になりました。 研修は今後も定期的に開催しようと思いますが、チャンスがある限り、ひとりでも多くの社員に1回でも多く参加する機会を作っていきたいと思っています。 特に新入社員の頃から積極的にそのチャンスを作って行きたいですね。